リンゴを剝いてすぐに食べないと茶色くなる。
バナナを剝いて放っておくと黒くなる。
鉄は放っておくと錆びる。
ヘアカラー剤で髪の色を染める。
これ、どれも大気中の酸素に触れて「酸化」した状態です。
コンビニ弁当や、おにぎりに賞味期限があるのは、酸化する前に食べましょうという意味です。
酸化とは、酸素に触れることでそのものの持つ成分、性質が変化し、鮮度が下がっていく過程、腐っていく状態を指します。
酸素に触れている時間が長いほど、劣化、酸化していきます。
全ての万物は、酸化し続ける
全ての自然物は、酸素に触れることで酸化していきます。
ヒトも例外ではありません。
歳を重ねることで、皮膚がタルんだり、シミができたり、思うようにカラダが動かなくなる老化も要は、酸化です。
最近では、人に対しても劣化という言葉を使いますよね。酸化って言ってもいいと思います。
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さて、では、同じ40歳でも、若く見える場合と老けて見える場合の差はどこから来るのでしょうか。
肌が若く見える場合では、紫外線に肌が当たってる時間で酸化、老化に大きな差が出ます。
食べているものでも、もちろん変わってきます。
例えば、
剝いたリンゴを塩水につけておくと茶色くならない。
車は、鉄のボディの上から塗装しているから、なかなか錆びない。
といった酸化しない工夫をヒトも体内外で行えば、若さを維持できます。
カラダに取り入れる食べ物は、なにより新鮮なものを体内に摂り入れること。
昨日の料理を翌日に食べないこと。
酸化済みの食べ物は控えること。
揚げ物、こってり中華料理、スナック菓子など、酸化済みの食べ物は血液をドロドロにします。
食べた後のあの胃がもたれる感じは、油を処理出来ずに困っている状態です。
DHA・EPAは血液をサラサラにする効果があり、鮮度の高い状態の魚を食べることで、若さを保つ効果が期待できます。
サプリから摂取する場合は、サプリの鮮度を保ったまま、体内に浸み込ませられたかが大事です。
酸化させないまま体内に取り込めれば高い効果が期待できます。
肌の酸化を抑えたい場合はとにかく紫外線に当たらないことです。当たる場合は、日焼け止めクリームを塗りましょう。
ただし、極端に日光に当たらないとビタミンDが不足し、骨が弱くなります。
骨を作るために適度の日光浴は必要です。
酸化についてのまとめ
全ての自然物は酸素に触れた瞬間より酸化し続ける。
ヒトも例外ではなく日々酸化しています。人の場合それを老化という。
酸化を止めることは不可能ではあるが、遅らせる方法はある。
鮮度の高い食品を摂り続けることで、若さを保てる。
肌の酸化を速めるのは、紫外線。
酸化を正しく理解して、いつまでも若さを保ちましょう。
JSA日本抗酸化学会のページに「抗酸化(酸化をさせない)とは」について紹介されております。さらに突っ込んで調べたい方はどうぞ。